むさしの自然観察園は身近な自然環境について学ぶために2005年7月にオープンした武蔵野市の施設です。
数百種類に及ぶ植物が栽培されており、園内では季節の花々を楽しむことができます。また管理棟内では水生生物などを飼育しています。
- 観察園だより 11月28日号
- 11月 シリブカガシ(尻深樫)ブナ科
シリブカガシの花
シリブカガシの花が咲いています。シリブカガシの”尻深”はドングリの下部がへこんでいることからきています。ドングリの表面には蝋状の物質が付着していますが、布で磨くときれいな艶が出ます。
- 11月 ナンテンハギ(南天萩)マメ科
ナンテンハギ
葉がナンテンに似て、花はハギに似ているのでナンテンハギと名付けられた。ハギとあるが、ハギの仲間ではなく、カラスノエンドウやクサフジ、ソラマメなどの仲間。
- 11月 アリジゴク ウスバカゲロウの幼虫
アリジゴク ウスバカゲロウの幼虫
アリジゴクの巣
アリジゴクの巣も最近は目にする機会が少なくなってしまいました。
- 11月 クサカゲロウの卵(優曇華の花) クサカゲロウ科
クサカゲロウの卵
クサカゲロウの卵は優曇華(うどんげ)の花(仏教で3000年に1度咲くといわれている伝説上の花)と呼ばれている。幼虫の姿はアリジゴクに似ているが地面にすり鉢状の巣は作らず、木の上でアブラムシやハダニなどを食べる。