7月の生きもの クサガメ

驚いたり、危険を感じると四肢の付け根にある臭腺から強烈な臭いを出すことからの名前。流れの緩やかな河川、池沼、水田などに棲息。18世紀末に朝鮮半島から移入されたものと考えられている。その後もペットとして輸入された中国産の個体が、近年各地で遺棄されて繁殖している。寿命は20年~30年以上、成長すると雌は30㎝以上になり、家庭内で飼育するのが困難となる。日本在来種のイシガメは、クサガメの繁殖により数を減らしており、クサガメもミシシッピアカミミガメ繁殖により、減数傾向にあるようだ。