明治初期に渡来したブラジルなど南米原産の落葉樹。沖縄県の県木のデイゴ(梯梧)とは別種。刺のある新枝の先端に、長い花茎を出してブラシ状に花が咲く。フジなどマメ科の花は、旗弁と呼ばれる花弁が上向きにでて、雄しべや雌しべを包んだ竜骨弁を翼弁が挟んだ形で下に出ている。虫が翼弁にとまり、旗弁の奥の蜜腺にたどり着くと竜骨弁から雄しべと雌蕊が飛び出し、葯と柱頭が虫の腹につく。アメリカデイゴは、花が反転して旗弁が下に出て、竜骨弁が上になり、葯と柱頭は虫の背中につく。日本と地球の反対側のブラジルでは、花も反転するのだろうかねぇ?