花色は関東では赤紫色が多く、関西では白色が多いようだ。変種にヤマホタルブクロがある。ホタルブクロはよく見ると、萼片と萼片との間に反り返る付属片があるが、ヤマホタルブクロにはその付属片がなく、萼片が接する部分が膨らんでいるだけである。恥ずかし気に下を向いて咲く姿が田舎娘の風情で愛おしい。
6月の植物 ノアザミのたね
6月の植物 モナルダ(タイマツバナ)の花
6月の植物 シチダンカ(七段花)の花
6月の植物 コガクウツギの花
6月の植物 アマチャの花
6月の生きもの トウキョウサンショウウオの幼体
6月の生きもの ジャコウアゲハの幼虫
6月 コミスジの幼虫と成虫
6月の生きもの キアゲハの幼虫と成虫
我々がよくみるアゲハチョウ(ナミアゲハ)とキアゲハは、飛んでいる姿を見た時はよく似ていて間違うこともある。しかし、幼虫は全く異なる姿をしている。ナミアゲハの幼虫はミカン類やサンショウを食草とし、終齢幼虫は緑色のイモムシで胸部に黒と白の目玉模様ができて、緑色のヘビに擬態しているようだが、愛嬌のある表情ともいえる。一方、キアゲハの終齢幼虫は、黒と緑の派手な縞模様で、黒い縞模様の部分には黄色の警戒色も入り、毒々しい風貌をしている。エサはセリ科植物で、海岸沿いではアシタバ、ハマウドなど、高山地帯ではシシウド、ミヤマウイキョウなど、平地ではセリ、ミツバなど、農地ではニンジン、パセリ、フェンネルなどを食草としているため、生育地が広い。写真の食草はセリ。